監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ、コビー・スマルダース、ダニカ・ヤロシュ
撮影:オリバー・ウッド
音楽:ヘンリー・ジャックマン
118分
いやぁ…これはダメ。
退役軍人のジャック・リーチャーは身を潜め放浪の旅に出ていたが、ある日知り合いが逮捕されたことを知る。そんな彼女を救い出すため、再び表舞台に現れたリーチャーだったが、自分が大きな陰謀に巻き込まれていることを知り追われる身となるが…。
一作目の『アウトロー』実は僕、結構好きでした。
トム・クルーズがかっこいいから?違う。
アクションが多いから?違う。
ストーリーが面白いから?違う。
答えは単純。
クリストファー・マッカリーの演出があまりにも素晴らしかったから!
トム・クルーズはなにやってもかっこいいし、そもそもこのシリーズ、アクション映画じゃないし、ストーリーもひねりがちょっとあるにしろツッコミどころ満載のB級ストーリーです。
そんな中でもマッカリーは冒頭の丹精込めて作られた緊迫感溢れる狙撃シーンや、これまでまったく見たことがなかったオリジナリティ溢れるカーチェイスシーン、そしてクライマックスの銃撃戦も見どころたっぷりに仕上げ、作品的には凡作ですが部分部分で傑作とも言えるシークエンスを見事に生み出しました。
さてそんなマッカリーからメガホンを受け継いだのが『ラスト・サムライ』でもクルーズと組んだエドワード・ズウィック。
個人的に『ラスト・サムライ』はかなり楽しんだので、またこの二人がタッグを組むということで観てきたんですが…。
ひどいです。 全然面白くない。
見せ場がまったくと言っていいほどないし、トム・クルーズもトム・クルーズとは思えない、なんとも言えない微妙な存在感。カリスマ性がまったくなくなってます。
そして一番の問題はとあるキャラクター。なんなんだ、あいつは!いらなすぎるだろ!
疑似家族モノにしようとしていたのでしょうが、それがあまりにもうまく機能していないので、ただただ彼らの変な関係性が築かれているのを見せられ、なんとも言えない気持ちに…。
アクションもかなり平凡で何一つ記憶に残りません。
観る価値はまったくないです。
観ても5分後にはこの映画の1場面さえ思い出せないぐらいの映画体験になるでしょう。僕がそうでしたから笑
トレーラー
IMDb 6.3/10
Rotten Tomatoes 37%
metacritic 50/100
CinemaScore B+
日本公開:2016/11/11
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