監督:ジョン・マクリーン
出演:コディ・スミット=マクフィー、マイケル・ファスベンダー、ベン・メンデルソーン
撮影:ロビー・ライアン
音楽:ジェド・カーゼル
84分
我慢すべし…。
愛する女性に会うため一人旅をしているジェイは道中で、流れ者のサイラスと出会う。
用心棒兼ガイドとしてサイラスを雇ったジェイだったが、果たして彼の正体は何者なのか。そしてジェイは恋人と再会できるのか…。
海外のレビューなどでよく言われてますがこの作品、クライマックスまでとてつもなくテンポが悪いです。
僕も観ている間まったく同じことを感じました。
ところどころ入る回想も説明的で、ただでさえ悪いストーリーの流れをかなり遮る形で挿入されます。
とまぁけっこう致命的な欠点がある本作なんですが、同時に多くの人々からそれなりに評価されていることも事実。そしてそれにも僕は納得。
というのもこの弱肉強食のイメージが強い西部劇というジャンルで、かなりユルい雰囲気を作り出せているので、これまでにないユニークな作品であることは間違いありません。
強いて言うなら韓国映画の雰囲気に似ているかもしれません。緊張感とコミカルさが共存している感じ…?
荒野という舞台もそのちょっとズレた世界観で映えていますし、キャラクターのデヴェロプメントに関してもしっかり手が行き届いていると感じられます。
ただ物語がマイケル・ファスベンダー演じるサイラスの語りで進められているのが最後の最後までよく分かりませんでした。
あと登場人物のそれぞれの関係性がちょっと分かりづらいというか、それが狙いなんでしょうけど、無理やり感は否めません。
まぁもう一回は観ないけど、短いですし、最後の闘い(?)はかなりよくできていて、芸達者が揃っているので、前半1時間を我慢する覚悟で観てみると意外とハマるかもしれません。
トレーラー
IMDb 7.0/10
Rotten Tomatoes 92%
metacritic 72
日本公開:2016/07/17 「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」にて上映。
追記:
2016/08/16 - 邦題、日本公開日変更しました。
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