監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライエン、カヤ・スコラデーリオ、キー・ホン・リー
撮影:ギュラ・パドス
音楽:ジョン・パエザーノ
132分
つまらん…。仲間の犠牲を出しながら謎の迷宮から脱出したトーマス一行。その後WCKDという組織に匿われるも彼らの秘密を知ったトーマスたちは脱出を決意。しかし外の世界にはさらなる危険が待ち受けていた…。
まぁいうて1作目もそんなに面白くはなかったですが、まだ登場人物の秘密や組織内の対立、そして迷路の秘密が隠されていたりして、少なくとも興味を持って観られました。
が、この2作目はひどい。面白い要素がひとつもない…。
まず1の「迷路からの脱出」のような大きな目的がないから緊張感がない。
その場その場で危機に見舞われて逃げてるだけ。これでは観ていて飽きる。その割に1にあったような少年たちの友情や対立のドラマがないから、いったい自分は何を観ているのか、分からなくなる。
肝心のアクションにしても、謎のゾンビ集団とか、WCKDとかいう組織に追われるのも本当にランダムなので、緊張感が続かないし作品を盛り上げることさえ出来ていない。
一応"アクション映画"だからアクション入れただけ。
キャラクターも1で活躍したカリスマ性のある韓国系のミンホも今作ではいるだけ。あと同じく前作で結構キーパーソンだったヒロインのテレサもびっくりするぐらい出番カット。他の人たちに関しては顔さえうろ覚え…。
彼らの代わり的に入ったブレンダとガス…じゃなかったホルヘのコンビはまぁ良かったけど、出てくる必要はまったく感じられなかった。
それからカメラ。
これは僕が一番許せなかった部分。もうね、ひどい。ほぼ全編手持ちの引きが多い。「構図」という言葉を知らないんだろうか。
時間ないからとりあえず俳優たちに演技させてそれ撮っとこう、みたいな画ばかり。
前作も同じような感じだったけど、まだストーリーが作品を引っ張っているのが分かったのでカメラは大目に見れたが、今作ではどちらもダメ…。
良かったところといえばやっぱVFXかなぁ。
この規模の作品(1と比べたら予算2倍ぐらいだけど、それでも中規模。)にも関わらず、CGを担当したWETA DIGITALはかなり頑張ってた。ゾンビのビジュアルも結構いい感じだったし。やっぱり生き物系はWETAが強い!
まとめですが、まぁ観なくていいです。
原作のファンでも結構きついんじゃないかな…。
トレーラー
IMDb 6.5/10
Rotten Tomatoes 48%
日本公開:2015/10/23
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