2016/08/17

"Sausage Party" 『ソーセージ・パーティー』

監督:グレッグ・ティアナン、コンラッド・ヴァーノン
出演:セス・ローゲン、クリステン・ウィッグ、ジョナ・ヒル
音楽:クリストファー・レナーツ、アラン・メンケン
89分

く、くだらな過ぎる…!

食材屋にいる食べ物たちは人間を神と崇め、彼らに選ばれ店の外に連れて行かれることを目標に日々を生きていた。そんな中ソーセージのフランクとバンズのブレンダはともに結ばれホットドッグとなることを望んでいた。
そんなある日、彼らは外の世界へと行った際の彼らのあまりに残酷な運命を知ってしまう。フランクは店の食材たちを説得しようとするが、誰一人として彼の言うことを信用しない。そこで彼は皆に真実を伝えるため奔走するが…。


めっちゃくだらないです。

ディズニーやピクサーがよく取り上げるテーマでもある、普段動かないものが我々の見えないところで何をしているのか…という題材にこれも挑んでいますが、しかしまぁその描き方がひどいのなんのって。

とにかく下ネタのオンパレードでそのどれも本当にひどい。
しかしちゃんと笑えるジョークもあってそこは単純に褒められるかな。
ただやはり話も後半になってくるとFワードを連発するキャラクターたちにちょっと疲れてきます…。
そうなると彼らのことをケアすることがなくなるので、ただぼーっと画面を眺めていたような感覚でしたね。いやもちろん話が過激だからぼーっとは観れないんですけどね笑

それにしても驚いたのが第三幕。
まさかアニメーションでここまで描くか?ってぐらい過激な展開になります。軽く買い出しがトラウマになるぐらい笑

まぁでもこんな作品が初週で3000万ドル以上稼ぐアメリカという国もすごいなと思います笑

ちなみにこの作品、かなり現場の人たち(とりわけアニメーターたち)に悪い環境だったようで、そこらへんもちょっと好きになれない理由のひとつ。この作品たったの2000万ドルで作られているとはとうてい思えない物量です。いや〜、そういうの知ると嫌な気分になりますね。しかも作品が作品だけに、どう考えてもアニメーターたちのためになるような作品とは思えない…。

なんというか、映画自体はまぁ楽しめなくはないんですが、こういう作品が将来増えないことを本気で願います。道徳的にも作り手的にも…。

トレーラー

IMDb            7.2/10
Rotten Tomatoes        82%
metacritic          67/100

日本公開:2016/11/14

追記:
2016/09/16 - 邦題、日本公開日変更しました。(日本公開ってマジ?!)

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