監督：マーク・バートン、リチャード・スターザック
出演：ジャスティン・フレッチャー、ジョン・スパークス、リチャード・ウェバー
撮影：チャールズ・コッピング、デイヴ・アレックス・リデット
音楽：イラン・エシュケリ
85分
かなり楽しめました！
毎日繰り返される退屈な日常に嫌気がさした羊のショーンはある日、牧場主を眠らせ１日だけの自由を手に入れた。さっそくデイオフを楽しもうとした羊たちだったが、ひょんなことから街へと迷い込んだ牧場主を救うため、大冒険を繰り広げることに…。
正直お話の内容はあって無いようなものですからそこまで突っ込みませんが、僕でもそれなりに楽しめました。中盤の中だるみは少々ありましたが、子供向けのアニメーションにしてはよく練られていたと思います！
牧場主との関係や、悪役との対決、大冒険、そして友情。思ってた以上に複層的な話で驚きました。
そして、やっぱり注目すべきはストップモーションアニメーションについてでしょう。
なんというか、本当にすごい技量だと思います。もともとこの技法を使って作るアニメーションがいかに大変かは去年の秋にちょっとした作品を作ったこともあって、個人的には分かったつもりではいましたが、それでもやはりそれで１本の長編を作ってしまうプロの技術と忍耐 力には脱帽です。
この作品、一緒に観に行った友達によると伝統的な8~12fpsで撮られたものらしく、たしかに24fpsに比べると滑らかさのようなものはないですが、その分手作り感が溢れています。
昨今は3DCGの作品が増え、2Dでさえ消えかかっているこのご時世に変わらず手作りのストップモーションアニメーションを作り続けるAardmanの心意気に脱帽です。
このスタジオからまた新作が出ればぜひ観に行きたいですね！
IMDb 7.4/10
Rotten Tomatoes 99%
日本公開：2015/07/04
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