監督:アラン・テイラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、エミリア・クラーク、ジェイソン・クラーク
撮影:クレイマー・モーゲンソー
撮影:クレイマー・モーゲンソー
音楽:ローン・バルフェ
125分
ストーリー複雑すぎ!!
審判の日の後、ジョン・コナー率いる反乱軍はマシーンとの戦争に勝利する。しかしスカイネットの本拠地でジョンはタイムマシーンを発見。すでに1体のターミネーターがジョンの母親であるサラを殺すため1984年へと送りこまれていた。
すぐさまサラを守るための戦士を送ることに、そこで名乗りを上げたのがカイル・リース。カイルがちょうど過去へ送られる際、反乱軍に混じっていた一体のターミネーターがジョンを襲う。そしてカイルが目にしたのはこれまで語られていたものとは違った過去であった。
まず初めに絶対に1と2を観ていないとキツイです。
なぜなら、今回の製作者たちは1と2の生みの親ジェームズ・キャメロンが作り上げたストーリーラインに合わせようと必死だからです。
さて、ネタバレしないと話を進められないので、以下からネタバレしますね。
まぁ一言で言えば、一番最近のX-MENみたいな話でした。
どういことかというと、過去に戻って全部一からやり直しっていうパターンです。
ただあれほど単純ではなく、どうやら実は何層にもタイムラインがあるよう。
というのも、カイルが1984年に戻った矢先、その当時にはいなかった液体金属T-1000が彼を出迎えます。え、てか誰がこいつを送ったの?
そしてそいつを倒すため、サラが駆けつけるわけですが、そこにはその当時敵だったはずの
T-800が。え、てか誰がこいつを送ったの?
つまりスカイネット側の誰かが未来からT-1000を1984年へと送り、そして人類側はそれより前(もしくはあと。しかし送ったのがT-1000ではなくT-800と考えると前だろう。)にT-800をサラの護衛として送った。
・・・・・・・・・・・・・はぁ???????
ていうかこの手の話はタイムマシンそのものを映画に登場させるとすっっっっっっっごい複雑になるんで、本来はやってはいけないんですが(なぜなら基準となる物語時間が分からなくなるから。)、先にも述べたX-MENの新しいやつの大成功でいけると思ったんでしょうね。
なんかもういろいろ突っ込みどころ多すぎるんですが、まぁストーリーは考えてもしょうがないんで、最終的に6を待ちましょう。(全米ですごいコケてるので作られるかは微妙ですが・・・)
俳優は結構いいとこ揃い。
シュワちゃんはもちろん僕のNo.1ハリウッドスターですから、画面に映ってるだけでOK!
そしてシリーズに新しく加わったエミリア・クラークとジェイ・コートニーは結構画面に馴染んでたと思います。それぞれキャラを理解して演じてました。
そして思った以上に良かったのが、ジェイソン・クラーク。この人今まで気づかなかったんですが、かなり背高いですね。革ジャンもパシッと決まってるんで、ターミネーター役にハマってたと思います。
というわけで一番の見どころは何か、ということなんですが、やっぱりCGとVFXですかね。
今回はILMがメインでがっつりではなく、いろいろな工房が携わっているようです。
だからなのかこれまでのILMお得意の物量にものをいわせた映像より、もっとフォトリアルなCGを堪能できます。一番よかったのはT-3000かな。すごくいい質感だった。
ただやっぱり2の時の驚きというかあのアナーキーな感じはジェームズ・キャメロンにしか出せないなと感じた。
色なんかは本当にめちゃくちゃですし(褒めてます。デジタルカラーグレーディングが本格的に使われる前なので、全部計算してああいう設計になったので。)、CGの使いどころもうまい。あの人は技術屋っぽくいわれてますが、やっぱり才能のある人なんだと痛感します。
とりあえず夏に映画で楽しむ分にはもってこいだと思います。ただターミネーター好きの人がキャメロンの宣伝文句につられて過度な期待を持って観に行くと、痛い目に遭うかもしれません。
トレーラー
IMDb 7.1/10
Rotten Tomatoes 26%
日本公開:2015/07/11
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