監督:デイブ・ボイル
出演:藤谷文子、ペペ・セルナ、北村一輝
撮影:リチャード・ウォン
111分
観てからしばらくレビュー放置しちゃってましたが、なかなか良く出来たサスペンス!
人気推理小説作家のアイは人生に生きがいを見出せず、ふとサンフランシスコへの逃避行を決行。そして現地で魅力的な日本人「スズキアキラ」と出会い一夜を共にするが、その翌日彼は突然失踪する。そして時を同じくして、レノという田舎町の保安官モラールは謎の日本人の死体を発見する…。
かなーーーりよく出来てます。
実をいうとインディペンデント映画なので初めはなめてかかってましたが…笑
何が良いって、サスペンスを高める演出がうまいです。
例えば、登場人物よりも先に観客が情報を知ることがしばしばあるんですが、それがなかなかいいサスペンスにつながったり。もしくは逆の観客の知らなかった事実が徐々に明らかになっていく構造がうまいスパイスになっていて、観ていて決して飽きさせません。
そしてかのヒッチコックが提唱した「マクガフィン」の使い方も上手く、さらにはそれを途中で自然に別のものに変えるという荒業もやってのけています。
このデイブ・ボイルという監督、メジャー大作は手がけたことはありませんが、 このままいけばサスペンス映画の名手になるでしょう。今後の作品にも期待…!
トレーラー
IMDb 7.2/10
Rotten Tomatoes 92%
日本公開:未定
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