監督:ジョス・ウェドン
出演: ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース
撮影:ベン・デイビス
音楽:ブライアン・タイラー、ダニー・エルフマン
141分
良くも悪くもアベンジャーズ映画!
アベンジャーズの一行はハイドラの秘密基地(?)から不思議なパワーを持った杖を回収する。トニーとブルースはそのパワーを使ってA.I.(人工知能)を作り出そうと試み、見事成功。しかしウルトロンと名付けられたそのA.I.は人類を殲滅しようと目論む…。
去年夏、まさかのマーベル映画なのに大傑作だった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 には及んでいないものの、思った以上に話が練られていて面白いです。
そして昨今の映画で必ずといっていいほど避けられる「絶対悪」の描写がしっかりと機能しているのはすごいなと思いました。
またウルトロン自身に実体がなく、ネットワーク上に存在しているという物理的に破壊不可能な設定も、神でさえも撃破してしまうアベンジャーズに対抗しうる敵として十分な役割を担っています。
序盤のスカーレット・ウィッチのマインドコントロールに頼った展開が、自分的に映画で一番やってはいけないことの一つと考えてるのですごいイライラしちゃいましたが、後半からはその描写も少なくなり、まぁよかったかな。
そしてやはり一番の見どころはやはりアクション!
トレーラーにもあった中盤のハルク対ハルクバスターはもうすごいです!
めっちゃ人迷惑!笑
そしてクライマックスバトルの圧倒的スケールたるや!
本当にここまでの物量をさばききるILMすごすぎです!
ーーーここからちょっとネタバレしますーーー
ただまぁなんだろう、マーベルユニバースがゆえのストーリーの若干の分かりづらさがあった。
一番顕著なのが新キャラ、ヴィジョンの存在。結局あれってJARVISの意識ってことでOKなんでしょうか??
だとしたらなんであんなに最強なんでしょうか?
もしJARVISじゃなかったらいったい誰の意識なんでしょうか?
そしてなんであんなに強いんでしょうか?
そしてそしてなんでソーのハンマー持ち上げられるんでしょうか…?
のちのちに明らかになるのかしら…。
まったくもやもやするわー…
あと今回面白いと思ったのがミスリーディングの使い方。
この手の映画でありがちな今後の展開への伏線をしっかり張りながら、あえて外すやり方はなかなか面白いなと思いました。(これは結構なネタバレなので詳しいことは書きませんが、観れば分かります。)
それにしてもウルトロン良かったなぁ。なんか生まれたばかりなのに穿った感じが伝わってくるのはジェームズ・スペイダーの声だからだろうか。ヴィジョンを演じたポール・ベタニーもあの優雅な佇まいにハマってる。
とにもかくにも3も楽しみに待ってます!
トレーラー
IMDb 8.1/10
Rotten Tomatoes 72%
日本公開:2015/07/04
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